発達障害(ADHD)を食べ物で脱出できた話

ここ何十年も前から、育てにくい子供たちがとても増えて来ているのはなぜなだろうかと思っている人達が多いのではないでしょうか。

先日、アメリカのヘルスドクターであるアイザック・H・ジョーンズさんの書かれた「超一流の食事術」の本を読んで嬉しい衝撃を受けました。

その本には、彼自身の体験談がしっかりと載っていたのです。

その体験談にはとても惹きつけられてしまいました。

こんな話です。

ジョーンズさんはカナダのオンタリオ州で生まれました。

子供の頃は地味で目立たない少年だったと。

学校の成績は振るわずテストの結果もいつも良くなっかたのです。

つまり、彼の子供時代は「脳が上手く機能せず授業にはほとんど集中できなかった」と。

学校の先生からは専門医の受診を進められて、中学生の時に病院で見てもらったそうです。

診断はADHD(注意欠陥多動性障害)でした。

そのためにアデロールというADHDに使われる麻薬系の薬を処方され、しばらくはその治療を受けるが、物事に集中できないという根本的な原因にアプローチできないままだったようです。

本人曰く、その当時は「いつも世界にもやがかかっているような感覚で何かをやろうとしても数分間も根気が続かない、頭の中が常にぼんやりしていた」と。

やっとのことで地元の高校に進学したのですが、授業についていくのは困難でしたと。

テストも皆と一緒に受けられず特別クラスで受けていたようです。

ところが、ある時転機が訪れたのです。

一般的な西洋医学では一向に改善されないと判断したご両親は、ある評判のいい「自然療法医」の元へ息子を連れて行ったのです。

そして、その医師の指導に基いて始めた方法によって見る見る効果が表れたのです。

その方法とは・・・

体に良い健康的な食事だけをする」ことでした。

つまり、その先生の指導では2つの事が強調されたのです。

1、「砂糖」を控えること。

2、「良い油」を積極的に摂ることです

その方法の始まりとして

2週間に渡り糖質をほとんど摂らない徹底的な「グレンジング」のプログラムから行われたのです。

それまでの彼は砂糖のたっぷり入った甘いお菓子が大好きで、毎日のようにケーキやクッキー、油で揚げたドーナッツ、ポテトをたくさん食べていたのです。

そのため最初は「砂糖」を摂らないなんてできないと抵抗したのですが、それでも集中力が続かない今の状態から改善されるならと・・・

一大決心をして糖質の含まれる食べ物を控えて、その代わりに健康的な脂質を含む食べ物をたくさん摂ったのです。

(これは高校生になっていたことで本人の決心ができた事と家族の協力があった事で成功したと私は思いました)

人間の脳は60%が脂でできているといわれています。

すると、どうでしょう・・・

ほどなくして大きな変化が訪れたのです。

つまり、頭の中にかかっていた「もや」がすーっと消えて世界がクリアに把握できるようになってきたのです。

それはまるで霧が晴れるように・・・と。

そうなると学校の授業内容が面白いように理解できて集中力もついてきたのです。

また、顔中のにきびがなくなり綺麗な皮膚になり、原因不明の腹痛もなくなったとのこと、少々太りぎみの体も引き締まってきたのです。

そして、自然療法医の指導を受けて4ヶ月後・・・

彼は他の人と同じ普通クラスへ。

たった4ヶ月で世界が変わってしまったのです。

その後も糖質を控え体に良い脂質を摂る食事を続けることでぐんぐん成績が上がっていき、落第のFかCの成績からオールAになったのです。

高校卒業すると奨学金を得てアメリカの大学の栄養学部に進学して、20歳の時にはインターナショナル・アカデミック・スカラシップを獲得し、アメリカのライフ大学の大学院に飛び級で進学したのです。

23歳で博士号を取得し、大学院も首席で修了して、全米の病院やクリニック、ヘルスセンターから高給でのオファーが殺到したそうです。

まさに奇跡ですね。

体に良い健康な食事って具体的にはどんな食事なのでしょうか?

実は、食改善って簡単ではないのです。

白砂糖が使われているものを避けると調味料からはじまって、お店で売られている製品の半分以上が食べられないものばかりになるのです。

オイルも本当にいいオイルはその抽出方法から違うので、どうしても高価になります。

そのためにはしっかりと指導を受けるか、または良い健康本を見つけて学び、実践していくしかないかもしれませんね。

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