甘いものは良くないと、誰でも知ってはいるのです。
しかしなぜ、みんな甘い物を辞めたいと思っても辞められないのでしょうか。
昔の時代は、虫歯になるからといわれていただけでした。
そもそも白いお砂糖なんてめったに見なかったのです。
楽しみと言えばその季節に採れる庭や畑のフルーツでした。
今の時代、身近に砂糖を使った製品が溢れすぎているのです。
食が豊かになったことで、世の中の人たちが健康的に生き生きと暮らしてはいないのが現実なのです。
そして、医療も進歩しているのですが、治せない病気で溢れかえっているようにに見えるのです。
なぜ?そんな事態になってしまったのでしょうか。
いくつかある理由のひとつとしてとても重要なのは、お砂糖や糖質などの摂取量があまりにも多いのではないでしょうか。
甘い物は血糖値の乱高下をもたらします。
それにより、肥満ホルモンであるインシュリンがより多く分泌されてしまうのです。
その結果、内臓脂肪を溜めこむ事になっていくのです。
そして、そこから炎症を起こして血管をも傷つけることにもなっていくとしたら・・・
つまり、「甘いものが止められない」という事からガン、糖尿病、動脈硬化などのリスクに直結していると考えられるのです。
そこのところを認知出来るのでしたら、あなたは甘い物から逃れる一歩を踏み出せるでしょう。
≪具体的な解決策の提案≫
1,朝食を見直す。
甘いシリアルや白いパンではなく、全粒粉のパンにすると食物繊維が含まれているために腹持ちが良い。
またタンパク質としては卵料理(オムレツ、目玉焼き、スクランブルエッグなど)を摂る。
簡単なアボガドやトマトなどのサラダを添え、豆乳にカカオやスパイスのシナモンを入れます。
「シナモン」ですが、バランスの悪い食事によって起こる空腹感を抑えることが可能との研究があるようです。
また、砂糖依存をもたらすインスリンの急激な分泌も抑制する効果があると。
これは血糖値のコントロールにもつながるのでシナモンを積極的に取り入れてください。
また、「クローブや朝鮮人参」も同様な効果をもたらしてくれるグッドスパイスとのことです。
2,野菜を積極的に摂る。
野菜には多くのビタミンが含まれているために満腹感を持続させる効果があります。
その季節の様々な野菜を摂ることで良質な炭水化物が取れてお腹を満たすことはもちろん、食物性繊維もまた血糖値を安定させてくれる自然な方法になるのです。
3,良質なタンパク質と良い脂質を摂る
お腹がすいていなくても、〆のデザートまで食べないと満足しないという場合は、砂糖依存の可能性があります。
気持ちを上手にコントロールするためにもまず行うべきことは、何が甘いものへの欲求を引き起こしているのか、そして実際にそれが本当に依存症なのかを理解することが大切なのです。
例えば塩気のあるディナーのあとは、バランスを取るために何か甘いものを食べる必要があると考えてしまいます。
しかし、これは依存症ではなくて習慣だと思われるようなら、高カカオチョコを1個だけ食べてみましょう。
自分のその習慣を見直すことで心を鍛え、新しい良い習慣を身につけるためのチャンスでもあります。
落ち着いて見極めてみて下さい。
もしどうしても甘いものが我慢できない場合は体に良いもの、例えば甘くない新鮮なフルーツなどを頂きましょう。
また、睡眠時間をしっかり確保することは、エネルギーレベルのバランスを整えてくれます。
一方で、疲れを感じているときには、食欲を刺激するホルモンであるグレリン(空腹ホルモン)が増加し、食欲を減少させるホルモンであるレプチンの分泌は抑制されるのです。
そうなると体は、すぐにエネルギーへと変換される甘いものがどうしても欲しくなるのです。
そこで、やはり高カカオチョコレートを1個だけ口に入れる事をお勧めします。
この方の体験はとても学びになりますのでどうぞ