安全な食品がほぼない中でどうするか

「人は食べるために生きているのではない・・・生きるために食べるのである。」

この言葉から、あなたはどんな事が浮かんできますか。

「食は命」なのです。

人が創られた時から、食べることは絶対に必要な習慣なのです。

また、どれだけの月日が経とうと、食への営みはとても大切な習慣なのです。

今の時代、私たちの周りを見渡してみて「安全な食品」がどれだけあるでしょうか。

そんな中、どのように食事を見直し選んだら良いでしょうか。

いくつかの考え方をまとめてみました。

1、食材のの選び方

・加工度の低いものを選ぶ

添加物や汚染のリスクは、加工食品ほど高まりやすいので、できる限りシンプルな食材を選ぶ。

・信頼できる産地や生産者を優先する

小規模農業や有機認証のあるものなど、情報が透明なものは比較的に安心です。

・旬なものを選ぶ

旬な野菜や果物は農薬使用量が少なく、輸送や保存も短くて済む場合が多いのです。

・冷凍野菜・冷凍果物

加工時に検査を受けている事も多く保存中の農薬分解も進むため相対的に安全性が高いです。

2,調理の工夫

・流水でしっかり洗う又皮をむく

表面の農薬や汚染物質を減らすために重曹や塩で軽くこすり洗いする。

・加熱する

一部の細菌や寄生虫リスクを下げられる。

・多様性を意識する。

同じ食材を大量に食べるより、リスクを分散できる。

3,食生活全体の工夫

・食材を分散させる

特定の国、地域、ブランドに依存せず色んなルートから少しずつ取り入れる。

・「完全な安全」を求め過ぎない

神経質になる過ぎると、栄養不足やストレスの方が体に悪影響があるかも・・・

・体の解毒力を高める

十分な睡眠、水分、食物繊維や発酵食品を意識して代謝や排出を心がける。

「1日のモデル献立」

〈朝食〉

玄米ご飯又は雑穀入りご飯(小盛)→食物繊維で解毒、排出を助ける。

味噌汁(わかめ、豆腐、季節の野菜)→発酵食品+海藻でミネラル補給

納豆(有機大豆が好ましい)→発酵で栄養吸収アップ、腸内環境を整える。

リンゴ又は季節の果物(良く洗って皮をむく)

〈昼食〉

もち麦入りご飯又はおそば(乾麺で理想は10割そば)

焼き魚(さばやイワシなどの小型青魚)→大型魚より重金属リスクが低い

青菜のおひたし(小松菜やほうれん草)

漬物少量(無添加タイプ)

〈夕食〉

野菜たっぷり鍋又は蒸し料理(キャベツ、白菜、人参、キノコ、豆腐、鶏むね肉又は豚しゃぶ肉)→加熱で安全性アップ、野菜の種類を多くして栄養バランスを整える

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雑穀ご飯

ぬか漬け又はキムチ(無添加タイプ)

ポイント

・多様な食材を少しずつ→特定な汚染源に偏らない

・小魚、発酵食品、食物繊維を意識→体の代謝、排出を助ける。

・外食、加工食品は控えめ→添加物や植物油を避けられる。

やっぱり日本人には和食料理が一番合っていますね。