食中毒に注意、加熱しても死滅しない「ウエルシュ菌」があった

暑い夏にはやっぱりカレーが食べたくなりますよね。でも、私の場合は、「カレーライス」となると高GI食品ですからカレーだけか、または少量の玄米ご飯にカレーを多めにかけて時々は頂きます。

夏は、食べ物の調理方法や保存方法に気をつけているとは思いますが、食中毒を起こす「ウエルシュ菌」という菌は、それなりの加熱では死なないのです。

末娘が小学生の時です。私と2人で電車に乗ってお出かけしたのです。その帰りがけに軽い食事をしようとお店に寄りました。娘はカレーライスで私は別のものを注文しました。

また電車に乗り帰っていくのですが、その途中で娘が吐き気を訴えたので直ぐに途中下車したのです。夏でしたので私は時間的にみてあのカレーのせいだと思いました。でも早く吐いてしまえば大丈夫です。

あの夏の経験から、夏のお店の大きな寸胴に入ったカレーには問題があると解かりました。その時は「ウエルシュ菌」のことを知らなかったのですが、調理場での管理のまずさが目に浮かびました。

*空気のない所で増殖します

カレーやシチューなど肉を使った料理、野菜と肉の煮物などは加熱をしっかりとしているので大丈夫だと、調理してから台所に長時間放置しがちです。冬なら大丈夫ですが、「ウエルシュ菌」は熱に強く加熱しても、芽胞というカプセルのような状態で生き残っているそうなのです。

この菌はもともと人や動物の腸の中で生きている「常在菌」で、空気のない所で増える「嫌気性菌」なのです。でも、100度で10分程度のなら死滅するとの事です。

*どのようにしたら良いでしょうか

調理後の室温放置をしない。特に夏場の暑い時期は危険。テイクアウトしたものも室温放置をしないで直ぐに食べるか冷蔵庫に入れる。

肉や魚などの生鮮食品は調理前によく洗うこと。加熱調理したら、小分けにして粗熱が取れたら直ぐに冷蔵庫に入れる。兎に角、夏場は食材や調理には細心の注意が必要です。くれぐれも、管理の不手際で折角作った料理を台無しにしないように気をつけましょう。

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