玄米食の安心な食べ方習慣とは

玄米と白米の大きな違いですが、

収穫したお米の籾殻を取っただけが玄米で胚芽、糠(ぬか)胚乳が付いています。

その胚乳だけが残ったのが白米です。

つまり、白米とは

食物繊維をはじめビタミン、ミネラルの栄養が削がれてしまった状態のお米なのです。

しかし、カロリーについてですが、

白米お茶碗1杯150グラムとして252kcalありますが、

玄米もお茶碗1杯で248kcalとほとんど違いがないのです。

でも、新米などの白米は柔らかで口には美味しいために、

お茶碗2杯位は食べたくなったりしませんか?

しかし、玄米ごはんですとどうしても炊き上がりがやや硬めになりますので、

一口入れたら30~50回の咀嚼が必要になります。

そのため、満腹感も得やすいので少しの量しか食べられないのです。

プチ糖質制限やダイエットをしたい人には、

やっぱり玄米ごはんがお勧めです

ただし、胃腸の弱いひとはその刺激が大きすぎるかも知れませんので気をつけてください。

(最初はおかゆにしてミキサーにかけスープ状でゆっくりと食べてみるのもいいかもしれませんね)

とにかく何十回も噛むことです。

*玄米の農薬が気になる方は・・・

玄米の残留農薬についてですが、

玄米の糠の部分に残り易いため、

無農薬玄米以外の玄米は良く研いでください。

また、白米には糠が始めから取り除いていますからその心配はありません。

玄米の価格ですが、白米にくらべて2、5倍程高いのです。

無農薬、無肥料の天日干しの安全な玄米を選ぶのなら洗う過程は簡単になります。

*玄米のフチィンフチィン酸について

穀類や種子類にはフチィンという物質がありますが、

このフチィンは体内に入るとフチィン酸という物質に変わってしまいます。

フチィンとは、玄米をはじめ植物には種を守るために硬い殻の周辺には、

アブシジン酸」という植物由来のホルモンがでているのです。

この「アブシジン酸」も毒性があるようで、

代謝に関わる器官に影響があるため、その対策としては、

夏場では半日~1日、冬場で1日~2日間水に浸けます。

(水に浸すことでアブシジン酸の活性が押さえられる)

また、このフチィン酸には強力なキレート作用

有害なミネラルを吸着して排泄してくれる働き」もあるのです。

つまり玄米食にすることは、素晴らしい栄養的効果とデドックス効果が期待できるのです。

しかし、その扱いには上記のような少しの注意が必要で、

正しいやり方を知ってから玄米ごはんにチャレンジしてください。

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