きゅうりってほんとは何者?

あなたは「きゅうりには栄養がない」と聞いたことがありますか?

今でこそ一年中手に入る野菜ですが、その昔は夏野菜の代表でした。

1本の獲れたてのきゅうりに自然な塩をつけて食べるのは、茹でたとうもろこしやトマトなどと並び暑い日の最高のおやつでした。

ギネスブックによりますと、きゅうりは「Lowest calorie fruit」と掲載されています。

翻訳すると、「最も熱量(カロリー)が低い果実」となるのです。

きゅうりのカロリーは100g(およそ1本)あたり14Kcalと非常に低カロリーです。

つまり、「最も熱量が低い果実」で暑い夏向きの身体にぴったりの食物なのです。

しかし、いつの間にか「最も栄養がない野菜」と誤って広まってしまったようなのです。

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我が家では手作り味噌に黒にんにくをつぶして混ぜ込み、その味噌を乗せて食べるのが夏の日のさわやかな一品となっているのです。

近年の研究できゅうりには、驚くべき健康効果があると解かってきていたのです。

その健康効果とは・・・

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 1. 抗がん効果
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きゅうりにはがんと闘える力があるとのことです。

それは、きゅうりに含まれているククルビタシンによるものだと・・・

ククルビタシンとは、きゅうりなどのウリ科植物に含まれている苦味成分です。

この成分が癌性腫瘍を縮小する効果があるということが研究でわかってきているようです。

強い抗酸化作用のある栄養素がきゅうりにはあるということでしょう。

という事は「ゴーヤ」の方がさらに苦いので効果的だということなのでしょうか。

しかし、沖縄の人以外は食べ慣れていないので習慣にするのは簡単ではないですよね。

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 2. 解毒効果
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きゅうりは天然の利尿作用のある食べ物でもあると。

つまり、毒素や老廃物を排出するために体がより多くの尿を生成するのを助けることができるとの事。

私たちの身体は夏になるとどうしてもむくみやすくなるのです。

その対策にも効果的かも。

暑い季節の汗をかいたケアとしてきゅうりの浅漬けなどもお勧めです。

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 3. 肌の健康効果
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キュウリの皮ですが皮膚の健康を助けるビタミン Aがあるとの事。

そのためにも、きゅうりはできる限り丸ごと食べるようにしてください。

また、韓国ドラマで時折見かけたのが「きゅうりパック」です。

きゅうりのスライスや種子を皮膚に直接塗布すると、皮膚の炎症を鎮静し冷却する効果があり、腫れや赤みを軽減すると・・・

他にも、ニキビや傷跡、その他の肌の傷を自然に治療する効果もあるようなのです。

まさに旬の夏にピタリな方法ですね。

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 4. 鎮痛・解熱・その他効果
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キュウリの種子には古くから体の治癒効果や熱を下げる効果があると知られていたようです。

アーユルヴェーダなどの伝統的な医学では便秘を予防したり、自然に解消するためによく使用されているようです。

その他にも炎症や腫れにも効果を発揮し、鎮痛効果もあるために自然な頭痛薬としても使われていたようです。

その他にも

1、心血管疾患への抗炎症効果
2、糖尿病予防
3、骨密度の維持
4、体をアルカリ化させる
5、フリーラジカルの解消
6、脱水症状の予防


などと健康効果に溢れていたのです。

だからでしょうか、夏になるとやたらにきゅうりをかじりたくなるのです。

「世界一栄養のない野菜」と思われていたきゅうりですが、実は知れば知る程素晴らしい食材だったのです。

どこまでも自然の恵みは素晴らしくありがたいものですね!