パクチーは凄いハーブ、でも苦手な人も多いかも

何十年も前、中国に初めて旅行した時の事です。

麺を注文すると、みつ葉に似たような緑色の野菜が沢山乗っていたのです。

まあみつ葉のような味だろうと食べてみると・・・

私にはとんでもない味で、吐きだすとともにその緑の野菜をひとつ残らず器から追い出したのです。

後日それが「パクチー」というしろものだと知ったのです。

日本ではお目にかかる事がなかったのですが、それから何年もして日本でも売られているのを見かけるようになりました。

このような癖の強い野菜は体にはとても良い効果があるのでしょう。

しかし、この味に慣れるのは私には絶対に無理だったのです。

その後お店に入った時には「パクチーなしで!」と注文をしています。

でも、調べてみますと・・・

パクチーに含まれる主な栄養素は、カルシウムリン鉄分、そしてビタミンAビタミンCなど。

低カロリーで、リナロール、タンニンなど天然の成分も豊富だったのです。

このパクチーが好きな人たちは山盛り乗っけて食べるようです。

⁂パクチーについて更に調べてみますと

コリアンダーとパクチーは、実は同じ植物のようです。

地中海沿岸が原産とされるセリ科の一年草で、葉や茎はハーブや葉野菜として、種子は乾燥させてスパイスとして使われとわかりました。

コリアンダー」とは主に英語圏の呼び名で、日本でもスパイスとしての用途で使う場合にコリアンダーという名称を用いるのです。

パクチー」はタイ語でコリアンダーを意味し、日本では葉の部分を食べる場合にはこの名前で呼ぶのが一般的だとの事です。

タイ料理やエスニック料理には欠かせない食材で、サラダや生春巻きなどの料理に生のままで使用されるのです。

また、中国語では「香菜(シャンサイ)」とも呼ばれ、日本で中華料理に使う場合はこの名前で呼ばれています。

エスニック料理ではよく使われ、特有の芳香をもつために好みが分かれる食材なのです。

その青臭い香りは南京虫に例えられるとか・・・

実際にコリアンダーの語源はギリシア語の「koris(南京虫を意味する)」とのことです。

日本でもエスニック料理を食べる機会が増えています。

最近ではスーパーなどでもパクチーを良くみかけます。

通年出回っているようですが、露地栽培のものが手に入るのは春から初夏にかけてだそうです。

フォーなどの麺料理やスープのトッピング、生春巻き、サラダなど香りを活かした料理に使用されています。

つまり、コリアンダーとパクチーは同じ植物で、その使い方で呼び名が変わるということが分かりました。

パクチーの独特の香りが苦手という人も、スパイスとしてのコリアンダーは抵抗がないかもしれません。

また、手作りカレーライスのスパイスとしては欠かせないコリアンダーです、

量の割には安価で購入しやすいですので、時には手作りカレーにチャレンジしてみましょう。