健康診断で「異常なし」。
そう言われると、
「私は健康なんだ」と安心しますよね。
もちろん、それは一つの大切な安心材料です。
でも、覚えておきたいことがあります。
検査で分かるのは、その検査が調べている範囲のこと。
そして身体の変化のすべてが、いつも健康診断の数字に表れるわけではありません。
血糖値が基準範囲でも、食後に大きく上下していることがあります。
一般的な健康診断では、腸の状態まで詳しく調べているわけではないのです。
だから私は、「異常なし=これからも何をしても大丈夫」ではなく、「今の検査では大きな異常が見つからなかった」と考えることが大切でしょう。
病気が見つかってから食生活を変えるのではなく、元気なうちから身体をいたわること。
より正確には、検査には「病気を見つけるもの」だけでなく、「病気になる前の変化やリスクを見つけるもの」もあるからです。
たとえば血糖値が正常でも、食後の大きな血糖変動が通常の健診だけでは捉えられないことはあります。
一方でHbA1c、空腹時血糖、経口ブドウ糖負荷試験などによって糖尿病になる前の段階を見つけられる場合もあります。
腸についても同様です。
一般的な健康診断だけでは腸の状態を詳しくは調べません。
しかし症状や目的に応じて、便潜血検査、血液検査、便中カルプロテクチン、大腸内視鏡などを使い、炎症や病変を調べることができます。
よく眠る。
身体を動かす。
食べ過ぎない。
加工度の高い食品に偏らない。
野菜、豆、魚、海藻、きのこなど、いろいろな食品をいただくことは基本的にとても大切です。
そして、自分の身体から届く小さな変化にも目を向けることも非常に大切です。
「検査を大切にしながら、検査の数字だけに健康を任せない」
それが「未病」の段階から自分の身体を守ることにつながるのではないでしょうか。
健康について発信するときは、「怖さを伝える」より「正しく知れば、今日からできることがある」と伝える方がより効果的でしょう。
今回のテーマからは・・・
検査を否定しない。
数字も大切にする。
でも、数字だけを健康のすべてにしない。
病気になる前から、食・睡眠・運動を整える。
また「いくつからでも食の見直しをする」という事が大切です。
そして「異常なしと言われたから安心」ではなくて、一歩進んで「異常がない今だからこそ、身体を大切にする」から、更に何ができるかと考え調べ、残りの日々を大切に活動していきましょう。
