心の病って「食べ物だけ」が原因でしょうか?
そうではないようです。
遺伝的な要因、ストレス、人間関係、環境、睡眠、病気など様々な要素が関係しているのです。
しかし近年では、脳と腸の関係が注目され、食事が心の健康に影響を与えていることが分かってきているのです。
脳も食べたもので作られる
私たちの脳は、たんぱく質や脂質、ビタミン、ミネラルから作られています。
例えば、気持ちを安定させる「セロトニン」という神経伝達物質があります。
この材料になるのが「トリプトファン」というアミノ酸ですが、卵、魚、肉、大豆製品などに含まれているのです。
材料が不足すると、脳が本来の働きをしにくくなることがあるのです。
腸は「第二の脳」
最近は腸と脳のつながりを示す「腸脳相関」という考え方が知られていますが、腸脳相関とは・・・
セロトニンの多くは腸で作られているのです。
そのために、食物繊維や発酵食品、野菜、海藻などを取り、腸内環境を整えることは、心の健康にも良い影響を与える可能性があるのです。

血糖値の乱高下と気分
甘いお菓子や清涼飲料水をたくさん摂ると、血糖値が急上昇することを知っていますか。
そして膵臓からインスリンが出て急降下するのです。
すると、イライラや集中力低下、強い空腹感、疲労感が出やすくなるのです。
勿論これだけでうつ病になるわけではありませんが、気分の不安定さに影響することがあるのです。
また、インスリンは別名肥満ホルモンと言われています。
つまり甘いものの摂り過ぎから、血糖値の乱高下により肥満へと繋がるのです。
栄養不足と心
不足すると精神面に影響しやすい栄養素ですが、鉄や亜鉛、ビタミンB群、ビタミンD、オメガ3脂肪酸などが挙げられます。
特に鉄不足は、疲れやすい、やる気が出ない、集中できないとなり、次第にうつ病や不安障害、双極症、統合失調症などへと向かい食事だけで治すことが難しくなっていくのです。
また、自律神経失調症と呼ばれることにもなり、うつ病 と症状が似ている部分があるため、本人も周囲も区別が難しいことがあるようです。
そして必要な治療や支援が必要となるでしょう。
また、どちらも次のような症状が現れることがあります。
- 疲れやすい
- だるい
- よく眠れない
- 食欲が落ちる
- 頭痛や肩こり
- めまい
- 動悸
- 集中力の低下
- 気力が出ない
しかし、食事や睡眠、運動、人とのつながり、生きがい、信仰などを整えていくことで改善に向かっていく可能性があるのです。
それには、日々の習慣を見直し、食を見直すなど静かな努力が必要となるでしょう。
^